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  • 執筆者の写真Suzuki Akina

私たちがどんなに完璧な存在かを思い出す


2016.12.19「私たちがどんなに完璧な存在かを思い出す」

矢吹君より「教育」をテーマにしたブログのバトンリレー企画へ誘っていただき、この記事を書くことになりました。学びやつながり、希望をこのような形で共有できることがとてもうれしいです♡ありがとう。

この記事をひらいてくれてありがとうございます。

あなたはいまどんな氣持ちでこれを読みはじめていますか?

わたしはこれを読んだ人がどんな風に受け取ってくれるのか、楽しみと不安が両方あります。

価値あるものと認められて学びや発見に貢献できるといいな〜という楽しみと、同時に、ピンとこなかったという感想も正直に聴きたいなーけどちょっと恐いな〜と不安です。

そんな自分の声も聴きながら、前進する事、氣楽に表現することを分かち合いたいので書いてみます◎

わたしはいま1歳10ヶ月の娘を育てながら、コネクション・プラクティスとNVC(非暴力コミュニケーション)というものを学び実践しています。今年の春にはコネクション・プラクティスを教える認定をいただき、教える場をひらき始めています。

物心ついたときから、どうしてわたしは生まれてきたんだろう、人の本質は何なのかということに関心を持ち続けてきました。

一人っ子で自営業の両親のもと大人に囲まれて育ち、同年代の人たちと仲良くすることが難しく感じながら幼稚園・小学校と過ごし、大人とも子どもとも違う自分が安心してつながれる場所がどこかわからず心細さを感じていたことを覚えています。

中学・高校と部活動などで楽しく過ごせるようになり、大学で持続可能な社会に関心を持ち始め、からだのこと、こころのこと、衣食住、社会、世界、地球、宇宙のこと、わたしなりの探求をつづけて、好奇心のまま行動してきました。

心身や環境のバランスを回復するための智恵や、愛ある取り組みをされている方々と出会うことが出来ましたが、結婚して出産後に、家族や自分とのコミュニケーションがうまくとれないことに不安定でおびえた氣持ちになり、自分や相手への批判の氣持ちで混乱して、生きることへの意欲を持てない自分にさらに落ち込み、どんな素晴らしい物事を知っていても、そもそもそれに取り組みたいという氣持ちが湧いてこない時にどうすればいいのかわからず、途方に暮れた気持ちでいるときに出会ったのがコネクション・プラクティスでした。

まさに藁をもすがる思いで学び始めたのです。そのはじまりが、わたしの生きる氣力を取り戻す力づけになってゆきました。

《コネクション・プラクティス》を体系化したリタ・マリージョンソン氏の著書「完全につながるーコネクション・プラクティスー平和を生み出す、脳と心臓の使い方」の巻頭に、ルーミーの「二種類の知性」という詩が記されています。

「二種類の知性」とは

生まれてから触れる知識や情報などの後天的な知性と

わたしたちの内側にすでに完成系で保存されている先天的な知性で、

このふたつ目の、先天的な知性こそがわたしたちを輝かせる源である

ということが綴られています。

後天的な知性は多くの教育の場で教えられていますが、先天的な知性についてはあまり教えられた記憶がありません。

なにか問題が起こったときに、それを解決する道筋を外側の情報や知識に求める方法はとても当たり前ですが、その方法や答えを自分の内側に聴くという方法を《コネクション・プラクティス》では伝えています。

《コネクション・プラクティス》はNVC(非暴力コミュニケーション)の「共感」と、ハートマス研究所のコヒーランス法による「洞察」の2つを組み合わせた相乗効果によるスキルです。

NVC(非暴力コミュニケーション)の「共感」は、感情とその感情のもとにある大切なもの、手段や方法のレベルを超えた、世界人類共通で大切に感じられるニーズにつながり、コミュニケーションをとる方法で

(NVCには基本となる「共感」の他に、多様で深遠な手法が様々あり、個人レベルから、国やコミュニティ同士の対立まで幅広い対話や調停に用いられています。)、

コヒーランス法による「洞察」は、ハートを感謝で満たすことで心臓と脳が同期、生理学的にも心身が調和し、マインドを超えた洞察を得やすい状態を意図的に生み出す方法です

(ハートマス研究所の研究により、心臓からの信号は脳からの信号より100倍は強力であり、ハート脳と呼べる独自の神経系があること、ひとりのコヒーランスで調和のとれたエネルギー場の影響は、他人の神経系まで届きエネルギー場が共鳴することが発見されています。これはみんなで調和のとれたコヒーランスの状態になることが、社会へ影響をあたえられることを示しています)。

いずれも科学的な根拠と、実践による体感の変化や問題改善への有効性が実証されている手法であり、これらが組み合わされたとき、深い理解や思いやりが内側からわいてくる場面に何度も立ち会い、わたし自身も体験し続けています。

特に嬉しいのは、家族など身近な人からの聴きにくい言葉を聴いたとき、感情で反応した言葉を返したり、自分の氣持ちを抑圧した表面的な言葉を返すのではなく、わたしは何が大切なのか、相手は何が大切なのか、先入観だけではなく心から聴いて話す事を大切にできるようになってきたことです。

リタ・マリージョンソン氏がこのスキルを生み出したコスタリカでは、前大統領の時に全公立小学校へコネクション・プラクティスが導入され、その後アメリカの小学校でも導入され始め

・暴力行為が減少した

・子どもたちが自分で問題解決できるようになった

・学力が上がった

・先生と校長の関係が改善された

といった変化が報告されており、関係性・感情の知性(Social-Emotional Intelligence)、レジリエンス(柔軟性、不足の事態が起こったときに元に戻る力)を育むのに有効なスキルとして認知されています。

日本では昨年きくちゆみさん、森田玄さん夫妻がコネクション・プラクティスを紹介され、この教えを受け取った有志の人々が、先天的な知性、ハートの知性、マインドフルネスからハートフルネスへ、わたしたちが生まれながらにして内側にある、いきいきとあふれ出す知性へつながることができるという希望のバトンを、子どもたちに受け渡すべく、教育関係者へのアプローチに取り組んでいるところです。

また現在、森田玄さんがハートマス研究所による企業・病院などへのコヒーランス法の導入事例やハート脳の研究について書かれた本を翻訳されており、来年日本語版として出版される予定なので、それによってハート脳についてより詳しい内容に触れる事ができます。

ちょっとかたい文章になってしまいましたが、このスキルのステップはとてもシンプルで、子どもたちも簡単にできる方法です(子どものほうが習得が早いと聞きます)。

コネクション・プラクティスの自分で行うデイリーワーク

①出来事をありのままを言語化する

②感情に名前をつける

③そのもとにあるニーズをみつける

④ハートに集中し、ハートから呼吸を行い、感謝できることをイメージしてハートを満たし問いかける

相手がいる出来事をあつかう場合は、②③のステップを相手にも推測で行います。

①の大切なポイントとして、取り扱う出来事をビデオを再生するように話し、足したり引いたりせず起こったそのままを表すことが必要です。

例えば

・カオリは「あなたが食べた場所にごはんがたくさん落ちている」と言って、イライラしている

→カオリは「あなたが食べた場所にごはんがたくさん落ちている」と言って、落ちている食べものをひろっている

・部長はいつも自分のことばかり話している

→部長に会うと10回に8回は自分のことを話している

といった具合です。

ひとつひとつのステップに氣づきや発見があります。

●ありのままを言語化する・・・普段自分がどんな先入観でものごとをみているのか

●感情に名前をつける・・・自分の気持ちの揺らぎをなかったかのようにやりすごしていたこと

●そのもとにあるニーズをみつける・・・わたしも相手も同じように大切なことがあるということ

●感謝を感じることを思い出してハートを満たし問いかける・・・ハートが満たされると自然と視野が広がり理解やつながりが深まる

百聞は一見に如かず、ぜひ体験をしてみてください。

今日の記事のタイトル「私たちがどんなに完璧な存在かを思い出す」は、今朝洞察で受け取った言葉です。

家事に娘の公園あそび、頼まれている仕事と、大掃除や年賀状など年内にやっておきたい事、、、やることが沢山に思えて焦って混乱していましたが、そんなときこそ共感&コヒーランスと思いハートに聴いてみました。

わたしたちの内側に、先天的に完成系な形で知性が保存されているということ、それを思い出すことができるのは何よりも素晴らしい教えではないでしょうか。

来年は、子どもと学べるコネプラ&共感コミュニケーションの学びの場をひらいてゆきます。

子どもは無償か参加しやすい金額で、一緒に学ぶ大人は有償でサポートをしていただくような形で。

子どもと一緒に学ぶと、大人の方が気づきや発見が多いかもしれません。

正直さや素直さ、無防備さが深まるような✨

衣食住のことを学べる企画と組み合わせてやったら楽しそうーとイメージしています♡

興味を持ってくれた方は、ぜひ一緒に体験しましょう〜♬

(関連情報 )

・12/27 コネクション・プラクティス入門講座&NVC勉強会

https://www.facebook.com/events/1020700854722163/

・「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」

マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納 献 (監修), 小川 敏子 (翻訳)

http://amzn.asia/f8AmBtz

・「完全につながるーコネクション・プラクティスー平和を生み出す、脳と心臓の使い方」

リタ・マリー・ジョンソン (著), きくち ゆみ (翻訳), 森田 玄 (翻訳)

http://amzn.asia/6OFNA4T

・ラスール・ジャパン(コネクション・プラクティス普及団体)

http://rasurjapan.com/

・NVC Japan

http://nvc-japan.net/

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